ウソとホントの狭間

                               高野圭介

 天地神明に
現在難聴の和製ベ-トーベンこと
佐村河内 守の2時間半に亘る公開質問の答弁を聞いた。
頭髪を刈ったら別人になっていたのにも驚いた。

「天地神明に誓って嘘は申し上げません。事実はかくかくしかじかです。」

私は何と正直な人だなと思った。なぜなら天地神明の前に、
嘘は言わないと言うことは正直の証拠ですから。
しかし、眉に唾を付けると、嘘の確率論が浮かび上がってきた。

いったん嘘をついたら、上塗りに又嘘が要る。

裏の裏は元に返るというものではない。
裏の裏のその裏は、もう全然別のものになっている。 

 80%嘘をつく
私はその昔龍野高校の隣にあった関口先生・又の名をなぜか
オテチョといった、数学の特別教室・今の塾へ行くのが楽しかった。

そこでオテチョ先生が「確率」の学習時、確率に関する出題があった。

「今、80%嘘をつく人がいます。
その人が、私は絶対に嘘はつきませんと言って、本当のことを披露した。
そのとき、この嘘つき80%の人が言った本当のことは
何%本当か?」というのです。

私は正直だから、今ではもう答えは出せそうに無い。


プラセンタの

広告代

 

テレビでプラセンタの広告が毎日毎日流れ出てくる
「プラセンタ100が\3,780.のものが\980.で買えます。」

おお、安く良いなぁ、、、と思うのですが、
1秒幾らのテレビ広告料で、来る日も来る日も毎日毎日あちこちのチャンネルで、
一日に何回も何回も放映される広告。この広告代はプラセンタの
購買者が負担しているものだろうとは確かだろう。

 そうすると、\980.の半分が広告代としたら、
儲けを引いたプラセンタの本体は10分の1の\378.ぐらいかも知れない
。そうすると、\3,780.のコストは幾らで、その本体はどういうものだろう。

でも、良いものは良いのだから、詮索は止そう。

 まあ、いいか。
形も得体も知れない電気の価格は幾らが適当かといっても
本来は分かるはずが無いだろう。 

 ビットコイン
ビットコインで今、大揉めにもめている。
保管しているところから、どこかに消えて無くなったと聞く。

ビットコインはインターネット上で流通している電子マネー。
通貨の単位はBTC。紙幣・硬貨は発行されていないため、
「仮想通貨」「デジタル通貨」などとも呼ばれる。
流通を管理する事業主体や国家もなく、中央銀行のようなものも存在しない。

とはいえ、ビットコインで買い物が出来るそうだが、その市場がどこに?
日本の政府の見解としては、ビットコインは金でなく物の由。


 ハイリスク

ハイリターン


架空の貨幣を買っていたとも言える。凄いなぁ。私には分からないが、
買ったビットコインはどんどん付加価値が加わり、
もう、ン10倍にもなっているのでは無いか。

無い者の悲哀。哀しいかな、私なぞには無縁の世界だ。
実体はどんあものか何一つ知らない。

テレビで見た被害者は
200万円損したと言って、ハイリスク・ハイリターンの貨幣で、
自己責任だから仕方が無いとうそぶいていた。

 夢を喰う獏
 ああそうだ。夢を喰う獏は私の近辺にもいるんだ。

 獏については、中国から日本へ伝わった伝説の生物といわれる。
人の夢を喰って生きると言われるが 、この場合の夢は
将来の希望の意味ではなくレム睡眠中にみる夢である。

悪夢を見た 後に「(この夢を)獏にあげます」と唱えるとその
悪夢を二度と見ずにすむという。

 公営の夢
 考えてみると、殺人秘薬・タバコ(百害あって一利ナシ)を
愛煙家へのサービスという大義名分の元、
税金の穴埋めに公営で毒を売っているのは首を傾げる。

宝くじという公営賭博は7割5分は返金する仕組みで、
(1回にお2割5分、博打は場が喰うことになっている。

計算上4回買ったらゼロになること)とまでは言わないで、
売り出す宝くじはまだ好い夢の方かも知れませんね。